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社内ヘルプデスクとは?導入するメリット・デメリットと成功の秘訣

スムーズな業務運営と社員の生産性向上に、社内ヘルプデスクは大きな役割を果たします。
今回は、社内ヘルプデスク導入のメリット・デメリット、具体的な構築・運用方法、そして成功のためのポイントをご紹介します。

社内ヘルプデスクの導入のメリットとデメリット

業務効率化による生産性向上

社内ヘルプデスクを設置することで、社員からのIT関連の問い合わせを迅速かつ効率的に対応できます。
これにより、社員が問題解決に費やす時間を削減し、本来業務に集中できる時間が増え、生産性の向上に繋がります。
過去の問い合わせ履歴を蓄積・活用することで、同様のトラブル発生時の対応時間を短縮し、さらに効率化を図れます。

社員満足度向上と離職率低減

迅速な問い合わせ対応は、社員のストレス軽減に繋がり、満足度向上に貢献します。
ITトラブルへの不安解消は、働きやすい環境づくりに不可欠です。
快適な労働環境は、社員のモチベーション向上や離職率の低減にも効果的です。

セキュリティ強化によるリスク軽減

社内ヘルプデスクは、社員のIT機器やソフトウェアのセキュリティ状況を把握し、最新の状態を維持する役割も担います。
定期的な更新やセキュリティパッチ適用、適切なアクセス制御などを通じて、セキュリティリスクを軽減し、情報漏洩などの事故を防ぐことができます。

IT部門の負担軽減と専門業務への集中

社内ヘルプデスクは、IT部門の問い合わせ対応業務を軽減します。
これにより、IT部門はシステム開発や保守といった専門業務に集中できるようになり、より高度なITインフラ構築に注力できます。

導入による業務プロセス変更への対応

社内ヘルプデスク導入は、既存の業務プロセスに変化をもたらす可能性があります。
スムーズな移行のためには、導入前・導入後の両面から業務プロセスを見直し、社員への周知徹底と教育・研修が不可欠です。

 

 

社内ヘルプデスクを導入した後の構築と運用

社内ヘルプデスクの役割と責任範囲の明確化

まず、社内ヘルプデスクの役割と責任範囲を明確に定義します。
対応可能な問い合わせ内容、対応時間、エスカレーション手順などを明確化することで、スムーズな運用を実現できます。
役割分担を明確にすることで、属人化を防ぎ、継続的な運用を可能にします。

問い合わせ対応フローの設計と標準化

問い合わせ受付から解決までの流れを標準化されたフローで設計します。
対応手順をマニュアル化することで、担当者間のスキル差による対応のばらつきを防ぎ、質の高いサービス提供を実現できます。
また、FAQシステムなどを導入することで、よくある問い合わせへの対応時間を短縮できます。

必要なツールとシステムの選定

問い合わせ管理システム、チケットシステム、ナレッジベースシステムなど、業務効率化に役立つツール・システムを導入します。
導入するシステムは、企業規模や業務内容に合わせて適切に選定することが重要です。

ヘルプデスク担当者の教育と育成

ヘルプデスク担当者は、ITに関する基礎知識に加え、コミュニケーションスキルや問題解決能力も必要です。
継続的な教育・研修を通じて、担当者のスキル向上を図り、質の高いサービス提供を実現します。

KPI設定と効果測定

導入効果を測定するために、KPI(重要業績評価指標)を設定します。
問い合わせ対応時間、解決率、顧客満足度などを指標として、定期的に測定し、改善策を講じることで、継続的なサービス向上を図ります。

属人化防止策とナレッジマネジメント

問い合わせ対応に関する知識やノウハウを蓄積し、共有する仕組みを構築します。
マニュアル作成、ナレッジベースの活用、定期的な情報共有会議などを実施することで、属人化を防ぎ、担当者の異動や退職による業務中断リスクを軽減します。

まとめ

今回は、社内ヘルプデスクの導入のメリット・デメリット、構築・運用方法について解説しました。
スムーズな業務運営と社員満足度向上のためには、適切な計画と準備、そして継続的な改善が重要です。

費用対効果を考慮し、自社に最適な体制を構築することで、社内ヘルプデスクは企業の成長に大きく貢献します。
導入を検討する際には、今回紹介した情報を参考に、慎重な検討を進めましょう。

当社では、社外IT管理者としてPCやネットワークのトラブル対応やDXのサポートを行っております。
社内ヘルプデスクのサポートやアウトソーシングなどお気軽にご相談ください。

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