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パソコンのデータバックアップとは?種類を知って企業に合った方法を見つける
パソコンのデータ、本当に大丈夫ですか?
突然の故障やウイルス感染で、大切な写真や仕事上のデータが消えてしまったら…想像するだけでゾッとしますよね。
日々の作業に追われ、つい後回しにしてしまいがちなデータバックアップですが、実は簡単にできる対策で、大きな損失を防ぐことができるのです。
そこでこの記事では、パソコンのデータバックアップについて、具体的な方法やメディア選びのポイントを分かりやすくご紹介します。
パソコンのデータバックアップ方法について解説
ファイル単位バックアップ
ファイル単位バックアップは、必要なファイルだけを選択してバックアップする方法です。
例えば、重要な書類や写真、動画などを個別に選んで、外付けHDDやUSBメモリなどにコピーします。
すべてのデータをバックアップするよりも容量が小さく済み、バックアップ時間も短縮できます。
ただし、どのファイルをバックアップすべきか自分で判断する必要があり、重要なファイルを見落としてしまう可能性もゼロではありません。
万が一の事態に備え、特に大切なデータは複数箇所にバックアップすることをおすすめします。
システム全体バックアップ
システム全体バックアップは、OSや設定、アプリケーション、データなど、パソコン全体を丸ごとバックアップする方法です。
「システムイメージ作成」とも呼ばれ、パソコンが故障した場合でも、バックアップ時点の状態に復元できるため、安心です。
ただし、バックアップ後に作成・変更されたデータは失われるため、定期的なバックアップが不可欠です。
また、必要なストレージ容量もファイル単位バックアップに比べてはるかに大きくなります。

最適なバックアップメディアの選び方とは
外付けHDDのメリットデメリット
外付けHDDは、大容量で比較的安価なため、多くのユーザーが利用しています。
容量単価も安く、コストパフォーマンスに優れている点が大きなメリットです。
しかし、機械的な部品を使用しているため、衝撃や振動に弱く、故障のリスクも考慮する必要があります。
持ち運びには不向きで、主に据え置きで使用するのが一般的です。
NASのメリットデメリット
NASは、ネットワークに接続されたストレージで、複数のパソコンからデータにアクセスしたり、共有したりできます。
RAID構成により、ハードディスクの故障にも対応できる高い信頼性を備えています。
しかし、HDDと比較すると高価であり、ネットワーク環境が必要となる点がデメリットです。
USBメモリのメリットデメリット
USBメモリは、小型で持ち運びに便利、価格も手頃なバックアップメディアです。
しかし、容量が限られる場合が多く、紛失や盗難のリスクも考慮する必要があります。
また、長期間使用しない場合、データが消失する可能性もあるため、保管場所や管理には十分注意が必要です。

まとめ
パソコンのデータバックアップは、ファイル単位とシステム全体の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
バックアップメディアは、外付けHDD、NAS、USBメモリなどさまざまな種類があり、利用者の状況や予算、データの重要度などを考慮して最適なものを選ぶことが重要です。
大切なデータを保護するためには、複数のバックアップ方法とメディアを組み合わせ、定期的にバックアップを行うことが不可欠です。
バックアップは、データ消失リスクを軽減するための最も効果的な対策と言えるでしょう。
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