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【オフィス】耐震対策万全ですか?

近年、地震や豪雨による水害、土砂崩れなどの災害が増加しており、
BCP対策が必須な状況となっております。
その一つである耐震対策は、職場で働く方や来訪者を守るためだけでなく、
大切なデータや商品などの経営資源を守る上でも重要な備えです。
ここで、オフィスの安心・安全の環境を保つための耐震対策をご紹介いたします。

1:震災時の被害事例

東日本大震災後、都内のオフィスにアンケートを実施した結果

・中高層建物の20%で、オフィスで家具類の転倒・落下・移動が発生した
・階層別にみると、高層階でオフィス家具や家電製品などの転倒・落下・移動が発生した

特に長周期地震動によるものと考えられる家具類の移動は、階層が高くなるほど多く発生している傾向が確認されています。

 

2:オフィス家具等の配置、モノの配置のポイント

【ポイント】
・メインとなる避難通路は直線状に確保し、幅1.2m以上を確保する
・避難通路、出入口周辺に転倒、移動しやすい家具類を置かないようにする
・引き出しが飛び出すことで、ケガをしたり、避難の妨になることがあるので、家具の種類や置く方向にも注意する
・避難誘導灯がどこからでも見えるよう、遮蔽物を置かないようにする

 

3:収納書庫の転倒防止対策

【ポイント】

・金具で 床、壁下地の鉄骨、コンクリート等とボルトで固定する
・家具等の上部を壁と固定する方式が最も効果的
・壁に沿って設置し、左右の家具等と相互に連結するなどして 、レイアウトによる安定化を図る
・二段に重ねる場合は必ず上下を連結した上で、床、壁と固定する
・壁に付けられない場合は、なるべく背の低いものを背合わせに連結し、倒れないように配置
・ボルトは直径6mm以上の強度のあるボルトを使用

 

4:その他 転倒防止対策

 -1:書架・物品棚・移動ラック

【ポイント】
・床・壁・天井と必ず固定する
・上部をツナギ材で連結する(必ず床固定と併用する)
・落下防止材を取り付ける
・筋交い(ブレース)などで補強する

-2:複写機・複合機・デジタル印刷機の転倒・移動防止対策

【ポイント】
・キャスターをロックし、アジャスターを使用する
・ベルトなどで壁面に固定する

 

5:オフィスの耐震対策チェックリスト

6:まとめ

今回は、地震対策に関する内容をご紹介いたしました。
社内において、万全な対策を投じることはもちろんのこと、働く方々への周知も必要です。
ご紹介した内容は、東京消防庁のHPに掲載されています。
また、HPから耐震対策のガイドブックをダウンロードすることができます。

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/

いつ発生するかわからないが自然災害です。安心して働ける職場づくりをしていきましょう。

お問い合わせはこちらからどうぞ

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